ネズミカイナ《S3ダブル最終929位、レート1807》
ラリルレリンクス、レイスポスー!
どうも皆さんこんにちは! リンクスです!
どうしてそんなにテンションが高いのかって?
いやだなぁ、僕はもとからこのテンションですよー! 平熱38℃ですから!
嘘です。36℃です。このご時世に常時38℃あったら会社にも学校にも行けません。
対戦環境にも慣れてきたのか、SVではじめて最終3桁を取ることができたので喜んでいます。
今回は僕がこの順位を取ることができた構築をご紹介しようと思います。いえ、ご紹介させてください。この気持ちをブログにしたためさせてください!
こちらが929位を取った構築になります。コンセプトは『カイナでワンパン』です。選出が多かった順に解説していきます。
1.テツノカイナ
技:ドレインパンチ・ヘビーボンバー・はらだいこ・みきり
特性:クォークチャージ
持ち物:オボンのみ
性格:しんちょう
努力値:164-4-4-0-252-84
実数値:250-161-129-x-132-81
テラスタイプ:あく
この構築のエースです。後述のイッカネズミのサポートを受けてはらだいこを積み、相手を一撃で沈めます。タイプ相性とか知りません。テツノドクガ程度ならドレパンで落とせます。
火力をはらだいこに依存し、その代わりに耐久と素早さを可能な限り上げました。素早さは無振り60族抜き。主にニンフィアやオーロンゲの上からヘビーボンバーをお見舞いします。その他、カイナミラーで先制できるのも大きかったです。腹を叩いた後ならば相手のテツノカイナもドレパンで倒せます。回復美味しいです。
テラスタルはあく。相手のイエアルマのワイドフォースがきつかったので、遭遇したらいきなりテラスタルを切ります。これで相手は炎技に切り替えてくるので、ペリッパーの雨で完封してしまいましょう。はどうだんは知りません。
2.イッカネズミ
特性:フレンドガード
持ち物:ぼうじんゴーグル
性格:おくびょう
努力値:252-0-4-0-0-252
実数値:181-x-91-x-95-179
テラスタイプ:ゴースト
テツノカイナの相棒です。このゆびとまれやフレンドガードでテツノカイナが積む隙を作りつつ、盤面によってはおさきにどうぞを駆使して最速111族の瞬足を隣に付与します。
イッカネズミが生き残っているだけでテツノカイナが相手の攻撃を耐えることもあるため、文字通りいるだけで強いポケモンです。パルデアピッピですね。
テラスタイプはゴースト。相手のしんそくや格闘技を透かすのが主な目的です。拘っているカイリューなんかは即座に引いてくれます。
持ち物のぼうじんゴーグルはモロバレル対策です。キノコのほうしを吸い寄せつつ自身は眠らないので、安全に味方を眠りの恐怖から守ることができます。後述しますが当初このパーティはフローゼル入りの雨パだったので、モロバレルは頻繁に出てきてました。そこに刺さるぼうじんゴーグルは最適解だと思います。
3.アラブルタケ
技:タネばくだん・ふいうち・キノコのほうし・いかりのこな
特性:こだいかっせい
持ち物:ブーストエナジー
性格:いじっぱり
努力値:252-252-4-0-0-0
実数値:218-196-120-x-119-75
テラスタイプ:あく
イッカネズミが倒れた後に登場する、第2のサポーター兼フィニッシャー。相手を多少仕留め損ねていてもふいうちの圧力をかけて安易な行動を許しません。攻撃の手数がほしいときも、相手の攻撃を吸い寄せたいときも活躍してくれる貴重な戦力でした。
テラスタイプはふいうちの威力を高めるあく。他になりたいタイプがなかったので、これで正解だと思います。ただし、テラスタルを切ると相手のモロバレルのいかりのこなを無視できなくなる点には注意が必要でした。
4.リキキリン
技:サイコキネシス・ハイパーボイス・トリックルーム・サイドチェンジ
特性:テイルアーマー
持ち物:イアのみ
性格:ひかえめ
努力値:44-0-76-252-76-60
実数値:201-x-100-178-100-88
テラスタイプ:はがね
ヘイラッシャ対策で入ったのにヘイラッシャに勝てず、かといって抜けると先制技を封じられないからパーティに残った立場不安定なキリンさんです。
というのも、当初はものまねハーブを持たせて、スキルスワップを搭載して、ヘイラッシャのてんねんと能力上昇を奪うつもりだったんですね。ところがこの戦法、有名になりすぎたのかリキキリンの前で寿司が合体してこなかったんです。合体の瞬間にその場にいないとものまねハーブは発動しないので、もうこの時点で巻き返しが効かなくなってしまいます。
仕方がないのでヘイラッシャ対策はこちらもヘイラッシャに一任し、キリンさんにはサイドチェンジを覚えてもらうことにしました。連続で使うと失敗しやすいとはいえ、擬似的なこのゆびとまれができるのは優秀です。剣盾時代と異なり、SVでは警戒してくる相手もほぼいません。この技のお陰で、イッカネズミ、アラブルタケ、リキキリンと、3匹体制でテツノカイナを守ることができます。
テラスタイプははがね。たまたまボックスにいた個体がこれだっただけで特に意図はありませんが、悪技を抜群でもらわなくなるのは偉かったです。
5.ペリッパー
特性:あめふらし
持ち物:きあいのタスキ
性格:おくびょう
努力値:0-0-4-252-0-252
実数値:135-x-121-147-90-128
テラスタイプ:ドラゴン
当初はフローゼルと組んで雨パの動きもできるようにとの採用でしたが、フローゼルが抜け、天候奪取要員としての位置に落ち着きました。
対トリル最終兵器です。コータスに対しては後から場に出すだけで炎技を大幅に軽減できますし、トリルにありがちな全体技はワイドガードでカットします。最速にしたおかげで、相手の天候要員(バンギラスやユキノオーなど)との素早さ関係が分かりやすかったのもよかったと思います。
テラスタイプはドラゴン。ですが一度も切らなかったので他のタイプでもいいと思います。
6.ヘイラッシャ
技:ウェーブタックル・ボディプレス・あくび・まもる
特性:てんねん
持ち物:たべのこし
性格:わんぱく
努力値:252-0-252-0-4-0
実数値:257-120-183-x-86-55
テラスタイプ:みず
相手のヘイラッシャが重すぎて構築に入ってきた対策ポケモン。ついでにドドゲザンへの打点も確保。
当初この枠はフローゼルで「雨パだぜぇ! 初手に出すポケモン考えなきゃ全部ワンパンするぜぇ!」とかまをかけていたポジションなのですが、フローゼルを選出した試合のみ勝率が著しく悪いことに気づき解雇。代わりに以前別のパーティで使っていたヘイラッシャを嵌め込みました。
そしたらなんということでしょう、あれほど苦手としていた寿司構築に勝てたではありませんか。
ヘイラッシャが合体しなくても強い事実は広まり始めていましたが、単体での採用はそれなりに勇気がいりました。しかし、採用してみて大正解。構築に足りなかった要素を見事に満たしてくれました。
テラスタイプはみず。ウェーブタックルの火力を底上げするくらいにしか使えないので、格闘に変えてもいいかもしれません。もっとも、この子にテラスタルを切る場面も少なかったですが。
選出
1.基本選出
先発:テツノカイナ、イッカネズミ
後発:リキキリン、アラブルタケ
はらだいこしたテツノカイナで全員ワンパンする、一番平和的な選出です。後発の子たちが出てくる頃には数的有利を取れていることもあるので、そのままガンガン攻めましょう。
2.対イエアルマコータス
先発:テツノカイナ、イッカネズミ
後発:ペリッパー、リキキリン
やることは同じです。はらだいこして平和を掴みます。ただしエスパー技が怖いのでグレンアルマと対峙した瞬間にテラスタルを切ります。コータスはペリッパーで抑えましょう。噴火を耐えることさえできればテツノカイナで倒せます。隙があればリキキリンでトリル返しをするのも有効です。
3.対寿司
先発:テツノカイナ、イッカネズミ
後発:ヘイラッシャ、アラブルタケ
苦手なマッチングですがやるしかありません。幸いリキキリンの圧はあるので初手から合体することはほぼないです。合体ヘイラッシャを単品ヘイラッシャでどこまで相手できるかが勝敗を分けるでしょう。
苦手な相手
・きあいのタスキを所持したハバタクカミのフェアリーテラスタル
普通に無理です。一発だけなら耐えるかもしれませんが、ヘビーボンバーで落とせないので次のターンに絶えます。テツノカイナとイッカネズミじゃ受けきれません。これを読むならリキキリンでテラスタルを切ってトリックルームを張りたいですが、読み外したときのディスアドバンテージが大きいのであまりやりたくありません。
・ラウドボーン
テツノカイナから打点がありません。
・寿司
前述の通り。
・ドドゲザン
基本選出で挑むとテツノカイナ以外打点がありません。ヘイラッシャを添えましょう。
・こだわりハチマキを所持したカイリューのひこうテラバースト
殴り勝てる子がいません。対戦ありがとうございました。
最後に
テツノカイナと書いて最強と読みます。
この火力を味わったらもう元には戻れません。半減だろうが火傷だろうが致命傷を与えるので、大抵の相手を強引突破できます。正直、超気持ちいいです。
終盤は転落を恐れて潜らなかったので、もしかしたら順位以上のポテンシャルを秘めてるかもしれません。
次のシーズンはこれを少し改良したものを使う予定です。今回よりもっといい順位を目指そうと思います。しかし今のままでもかなり完成されてると思いますので、気になった方はぜひレンタルして使ってみてください!
それでは!